前書き
こんなん作るよ!
タイトルのLTC-01ってこれね↓
https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H514184F
(画像は公式サイトより)
そもそも低温調理って何ぞや、って人はdabo_gcさんのブログを熟読するといいよ!
タンパク質の変性温度と安全確保のための温度・時間を考慮しつつ、
56度~70度ぐらいの間で温度を固定して火を通して美味しい肉を食べよう!っつうのが主旨。多分。
dabo_gcさんのブログを2年ぐらい前から読み始めて、
それ以来ずーっと興味はあったんだけど「anova高ぇなー」と二の足を踏んでおりました。
ただ、この度(一応)国産のアイリスオーヤマからマシンが出たこと、
またYahooショッピングで還元含めて1万割ったのでついに買ってみました。
届いた感想、でけぇ!
いやー、想像以上にでかいね。1.5Lペットボトル並みにでかいんじゃないかこれ。重いし。
関東に住んでた頃ならしまう場所に困るレベル。1人暮らしにはオーバースペックじゃないかこれ。
これだけじゃなくてでかめの容器も必要だしなぁ。うーん、人を選びそう。
まあ買ってしまったもんはしょうがない、ということで、
ダイソーで道具を揃えつつ、何回か挑戦してみたのでその結果を下に備忘録として書いておく。
あくまで素人(通常の料理も低温調理も)なので、あんまり参考にしないでね!
調理記録
初回(牛モモのローストビーフ)
気合い入れて国産と米国産のモモを買ってきて、57度で3時間。
国産は塩と胡椒、ガーリックスパイスを大量にまぶす。
米国産はローストシーズニングをぶっかける。
ジップロックで空気抜いてドボン。固まってしまった蜂蜜も溶かそう。
フライパンで焼いてー
さらにガストーチで炙ってー
国産。
米国産。
見栄えいまいち。
味の感想を思い出しながら箇条書き。
・国産と米国産、値段ほどの差はないな……
・温度もう少し低くても良かったかも。次やるなら56度
・合わせて1kgは1回で食べきれる量じゃない
・翌日、翌々日のほうが肉の味が濃くなってる気がする
・初めての割には上手く出来た。80点!
2回目(豚肩ブロックでローストポーク)
醤油、前回溶かした蜂蜜、みりん、八角を適当にぶち込む。
63度で8時間。写真なし。八角の甘い香りがジップロック越しに凄い。
例のごとく炙る。
んんー? 火が入りすぎてね?
肉汁と混ざったタレも煮詰めて絡めて食べる。
味の感想を思い出しながら箇条書き。
・思ったより火が通りすぎた
・温度センサーずれてね?と疑問を持つ
・火が通りすぎたのか、肉の瑞々しさは弱め
・でも赤身部分も柔らかい!
・スジがまだ少し硬い
・タレは煮詰めて正解。ちょうどいい塩気、甘さ
・ネットの記事と実物の出来の差が釈然としない。65点。
3回目(鶏もも肉で茹で鳥+温泉卵)
ポン酢と一緒にジップロックに突っ込んで、67度で1時間半。
タニタの料理用温度計を購入してぶち込んでみる。
温度差は大体下振れで1℃以下。うーむ、センサーは正しかった。
じゃあなんで豚はあんなに火が通った感じなんだろう。
参考にしているページの画像の豚が赤すぎるだけなのだろうか?
なお、下で卵も茹でている。こちらは30分で取り出した。
茹で終わったら、氷水で急冷。ゼラチン固まった。
4回目(牛ハツ)
鶏の調理の後、そのまま取り掛かる。張り切りすぎだ。
何もせず、60度で2時間。途中写真なし。
ハツは血も多く含んでいるからか、少し生っぽい感じ。
並べて食べる。
ハツ用の調味料はわさび醤油と塩ごま油。
味の感想を思い出しながら箇条書き。
・鶏皮付いたままだと重い? そもそも牛ハツもあるのにモモ1枚が重い
・鶏肉のパサパサ感皆無
・固まった煮凝り美味い
・ハツは調理時も思ったけど、血の匂いが凄い
・茹でると少しは収まるけど、苦手な人はコショウ振りまくりが良いかも?
・生すぎず、火が通りすぎず、美味しい
・ハツは冷蔵して翌々日にも食べたが、そっちの方がやはり美味い
(低温調理肉は翌日食べた方が良い?
・鶏肉75点。ハツ80点。
5回目(豚バラの角煮風+豚肩ブロックのコンフィ)
豚バラには醤油+砂糖+ねぎの青い部分、
豚肩にはサラダ油+ガーリックパウダー+コショウ
で70度で10時間。
茹で上がり。
角煮の方は油抜きも兼ねて焼く。
砂糖が入っているのですぐ焦げ目がつく。
例のごとく煮詰めたタレで食べる。
豚肩の方は冷蔵して翌日、レンジ200Wでぬるくなるぐらいまで温めて食べる。
食べ方に迷ったけど、トンカツっぽくしてみようということで
パン粉をフライパンで炒って、合わせて食べてみることに。
切ったらやべーぐらいトロトロ。パン粉なしで塩だけで食べても美味い!
なぜバラよりもトロトロになるのか……。コンフィ効果?
バラ肉の方は醤油とかも入れていたのでその差(塩分とか)かもしれない。
パン粉と合わせてソースで食べると、くっそトロトロのトンカツみたいな感じ。
不思議料理! 美味い!
味の感想を思い出しながら箇条書き。
・豚バラは赤身部分がざらついた感じ。次回は調味料抜きで同じ条件でやってみよう
・味付けは濃いめにしておいて正解だった
・トロトロ角煮っぽくするなら、今回の肩ブロックと同じ感じでトロっとさせて、
煮詰めたタレで和えて出す(肉への味の染みは諦める)の方が良いかも
・豚肩は最高。臭みもない。理想の煮具合。よかったですね。
・豚バラ70点、豚肩100点。
番外編(温泉卵)
写真ないけど、ちょいちょい作っているので情報まとめ。
・ジップロックに複数個入れてやる場合、伝熱の媒体(お湯)などを入れないと
ジップロックが密着しないのでうまく火が通らない
直接お湯にぶち込むのが楽
・68度30分だと、黄身が半熟でそれなりに固形化し、白身は半液状
・70度17分だと、黄身も白身も熱の通った半液状
締め
買うまでは「肉を煮るためだけに1万も掛けるのか? 元取れるか?」と半信半疑でしたが、
この調子だと煮卵と豚を煮るだけでも元は取れそうだな、という感じ。
もちろん今のように毎週末2回も3回もというのは続かず、飽きてくるとは思いますが、
それでも月2で1年も使えば十分遊んだと言えるのではないでしょうか。
牛タンとか鶏レバーも試してみたいと思っているので、気が向いたらまた載せますね。
あ、もちろん衛生面でのリスクはあるので、責任の取れる範囲でやりましょう。
高齢の方、赤ちゃんのいる家庭はやめた方が良いかも。
余談
なんか今週のお題にも上手い感じでハマってたので文字列突っ込んでおく↓
今週のお題「いい肉」
煮て、焼いてるしね。