いつか書こう書こうと思っていたネタ。
(記憶が曖昧なので間違ってる部分あるかも?)
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20年ぐらい前、九州大学の学部1年生で、六本松キャンパスにいたころの話。
大学生なんてのは常に単位をどう稼ぐか、ということに腐心する生き物。
どの講義が楽か、代返してくれそうな人はいるか、ということばかり考えてます。
あるとき、突然の情報が舞い込んできます。
「くっそ楽に単位が取れる授業があるらしい」
普通は期初の授業選択の時以外にはあまり話題にならないネタが、
何故かその授業が行われる直前から異常な速度で1年生の間を駆け巡りました。
(今思えば単位登録はどうなっていたのか……? 登録済みの授業だった?)
授業の名前は「元気な韓国」。
タイトルからわかる通り、隣国である韓国をアゲアゲする内容です。
時は2004年(六本松には2年生時もいたかな? だとしたら2005年かも)。
マスコミを通じた異常な韓国アゲと共に、
光と影のようにインターネットでは嫌韓の嵐が巻き起こっていた時期でした。
私も当時は嫌韓にかぶれていた頃。
ただ、授業の内容を知ったのは、講義室(下図の矢印の棟だった記憶)に入った後。
しかも、現金な私としては、単位さえ手に入れば
別に授業の内容などどうでも良かったのです。
講義室に入った私は愕然とします。
異常な人数の学生達。
通常は半分も埋まることのない講義室が満杯です。
席の足りない者は、階段になっている通路に座るしかありません。
その階段状の通路すら満杯になるレベルの受講者数。
異常だ。
しかも、その講義室には何故かマスコミがカメラを構えていました。
何を取材したかったのか、どんな番組になったのかはわかりません。
当時の私は若く、他に色々と興味も引かれることもあり、
その場では特に深く考えることもなく、興味もない講義を聞き流すだけに終わりました。
20年たった今ググってみたところで、当時の情報など出てくるはずもありません。
ただ、今でも、あの噂の広まり方はおかしかったな、と思い出すときがあるのです。
何者かが意図的にあの噂を流したのではないか。
あの講義に、九大の学生が、溢れんばかりに受講しに来る、
という絵面を作りたかったのではないか。
嫌韓にかぶれていた私が記憶を改竄しているのでは?という疑いもあります。
当時、あの授業を同じ講義室で受けた人はいないか。
いたら、あの状況に何か作為を感じないか。
確かめてみたい気持ちがあります。
この不思議な記憶に決着を付けられれば、とずーっと思っています。
大学でボッチだった私は、一生この気持ちを引きずりながら生きていくのでしょう。